第17回 エンバカデロ・デベロッパーキャンプ セッションB2自己フォロー その1:JCL/JVCLをRAD Studioへインストールする
RAD Studio XEにインストールする場合は以下の点に注意。RAD Studio XEはJCL2.21 & JVCL2.40で対応。これらは、パートナーDVDに含まれている。
- $(BDSCOMMONDIR)*1にフォルダ"hpp"を作成する。C++Builderが使用するJCLのヘッダファイルはここに生成される。*2
- "RAD Studio コマンド プロンプト"を管理者として開き、コマンドプロンプトからJCLを展開したフォルダの"install.bat"を実行。
- JCLのインストーラーが起動するので、タブ"RAD Studio XE"を選択して"Check HPP files"をオフにする。でないと、ビルド時にビルドエラーが発生する。*3
- [Install]をクリックして、JCLのインストールを開始する。
- コマンドプロンプトのまま、JVCLを展開したフォルダにcd コマンドで移動して、"install.bat"を実行。JVCLをインストールする。
- RAD Studio XEを実行して、[ツール|オプション|環境オプション|C++オプション|パスとディレクトリ]を選択して、インクルードパスに"$(BDSCOMMONDIR)\hpp"を追加する。
- 同様にライブラリパスの順番を何でもいいので入れ替える。こうしないとリンクエラーが発生。インストーラーなのかIDEなのか判らないけど、どちらかのバグっぽい。何故かこれで回避できる。ビルド時にヘッダファイルが見つからなくてエラーになる場合は、インクルードパスの順番を入れ替える。
*1:通常は、C:\Users\Public\Documents\RAD Studio\8.0
*2:何故か、自動作成してくれないんだよね…。
*3:大丈夫っぽい。ただし、DailyBuildがC++Builderでビルド出来ない原因はたいていこれ。