UniSynEditをC++Builder/Delphi 2010へインストールする方法
Unicodeが扱える高機能なエディターコンポーネント、unisyneditがC++Builder/Delphi 2010に対応したので、その覚え書き。 残念ながら、日本語環境ではそのままインストールできないので以下の手順を踏む必要がある。
アーカイブを公式から落として、アーカイブを適当なフォルダに展開。
C++Builder 2010単体の場合は、
- Source\SynHighlighterJava.pasを適当なテキストエディタでコードページUS-ASCIIとして読み込み、UTF-8に変換して保存。
- Packages\SynEdit_BCB6.bpkを開いて、プロジェクトをC++Builder 2010用に変換。
- プロジェクトオプションの[ディレクトリと条件定義|_TCHARのマップ先]の値をwchar_tに
- プロジェクトオプションの[ディレクトリと条件定義|最終出力ディレクトリ]の値を空に
- プロジェクトオプションの[Delphiコンパイラ|コンパイル|コード生成|コードページ]の値を20127(US-ASCII)にする
- プロジェクトオプションの[Delphiコンパイラ|コンパイル|構文オプション|コンパイラに渡す追加スイッチ]に-LUDesignIDEを追加。これは、Base、デバッグ、リリースのすべてに追加。
- プロジェクトからvisualclx.bpiを削除
- ビルド&インストール
- Sourceの下にヘッダファイルが生成されるので、インクルードパスが通っているフォルダにコピーするか、インクルードパスにSourceを追加する。
- リソースファイルSynEdit.resを、ライブラリパスが通っているフォルダにコピーするか、ライブラリパスパスにSourceを追加する。
Delphiも持っていたら、Delphi用のプロジェクトを開いて、上記の変更に加えて、 プロジェクトオプションの[Delphiコンパイラ|リンク|リンカ出力]の値を"すべての C++ Builder ファイル(パッケージ ライブラリを含む)を生成"にするとC++Builderでも使用可能。