RAD Studio 10.2.2 Tokyo Starterをちょっとだけいじってみた。

はてなダイアリーからはてなブログに移行しての第一弾。
ここ数年放置状態だったけど、これからは更新頻度が上がるはず。

ということで、RAD Studio 10.2.2 Tokyoのレビューのような物。

しかし、まぁ、立ち上げていきなりdark themeで立ち上がって驚いた。

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Visual Studio CodeとかAtomのようなモダンなエディタの配色がこんな感じだから、その辺のトレンドに合わせてきたのかな。

C++コンパイラLLVM 3.3.1がベース。

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 Boostは最初からインストールされているのでは無く、NuGetのようにGetItからダウンロード。バージョンは2013年11月リリースの1.55。流石に旧コンパイラは無理だけど、せめてCLANGベースのは追随して欲しい。物は試しと1.66のビルドに挑戦したけどコンパイラがお亡くなりになったので断念。

折角だからアプリをビルドしてみたら以下のメッセージが表示。

MSBuildToolsPath is not specified for the ToolsVersion "14.0" defined at "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSBuild\ToolsVersions\14.0", or the value specified evaluates to the empty string.
[致命的エラー] MSBuildToolsPath is not specified for the ToolsVersion "14.0" defined at "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSBuild\ToolsVersions\14.0", or the value specified evaluates to the empty string.

どうも、64bitOSでレジストリの MSBuildの値に不整合があるみたい。

support.embarcadero.com

素直に当該部分(HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSBuild\ToolsVersions\14.0)を削除すればサクッと動作。

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 JVCLのようなサードパーティーコンポーネントはどうなったのかは次のネタで。