C++BuilderではOpen Tools APIを使ったアドオンをデバッグできない件についての回避方法
C++BuilderではOpen Tools APIを使ったアドオンをデバッグできない件があり、これをQC#92188として登録したのだけど、Embarcaderoから回答があって一応の解決法が見つかりました。
以下の手順でアドオンのデバッグが可能。
- OTAを使ったプロジェクトをC++Builderで作成する。
- プロジェクトをビルドして、アドオンをインストールする。
- 一旦IDEを終了する。
- もう一度、IDEを起動してOTAを使ったプロジェクトを読み込む。
- ブレークポイントを設定する。
- プロジェクトを読み込んだIDEとは別のIDEを起動する。この段階であとから起動したIDEでもアドオンは有効になっている。
- プロジェクトを読み込んだIDEで、[実行|プロセスにアタッチ]を選択し、あとから起動したIDEのプロセスにデバッガをアタッチする。
- アタッチしたIDEでアドオンを実行する。
いわゆる「運用で回避」と言えなくはないけど、Delphiと比べて少々面倒なのは事実。
C++Builderでのアドオン作成は諦めていたから、朗報と言えば朗報。