Oracle10g on Solaris10

最初はFedora Core6に突っ込もうと思ったけど、事前に調べたら色々面倒そうなのでSolaris10に。


事前準備:
まずはSolarisの設定から。

  • sendmailのエラーメッセージがウザイしそんなものは使わないので、無効にする。

    # svcadm disable sendmail

  • 個人的にautomountは嫌いなので、ホームディレクトリのautomountを無効にする。(参考:http://www.b-dash.net/solaris/solaris_5.html

    /etc/auto_masterの/homeの行をコメントアウトすればおk。
  • rootでログインして、ユーザーOracle、グループOracleを作った方が吉。グループとユーザーの作成はsmc(Solaris Management Console)のほうが便利。

    かつてのadmintoolの糞さ加減と比べたら・・・。(´Д⊂グスン
  • Oracle10gのインストーラーを起動すると、「SUNWi5csとSUNWi15csが無い」と怒られるので、メディアからインストール。

    # cd /cdrom/Solaris_10/Product/
    # pkgadd -d . SUNWi5cs
    # pkgadd -d . SUNWi15cs

  • 同じく、カーネルパラメータが違うと怒られるので、/etc/systemを編集して以下の行を追加。

    set semsys:seminfo_semmni=100
    set semsys:seminfo_semmns=1024
    set semsys:seminfo_semmsl=256
    set shmsys:shminfo_shmmax=4294967295
    set shmsys:shminfo_shmmin=1
    set shmsys:shminfo_shmmni=100
    set shmsys:shminfo_shmseg=10

    編集したら、カーネルの再構成が必要なので再起動。

  • 今度は、swapのサイズが少ないと怒られるので、swapサイズを追加。

    # mkfile -v 1024M /home/swapfile
    # /usr/sbin/swap -a /home/swapfile

    う〜ん、メモリ3GB、swap512MBでも怒られるのか・・・。

インストール:

インストールはユーザーoracleで実行。
  • OTN(US)様から、Oracle10gをダウソ。(‐人‐)アリガタヤ、アリガタヤ。
  • 落としたzipを解凍して、database/runInstallerを実行。
  • インストールはインストーラーの指示に従っていればとりあえずおk。てか、一度失敗していたりするwwww
  • 環境変数を設定。シェルはsh/bashがいいみたいなので.profileを編集。

    export ORACLE_SID=ORCL
    export ORACLE_HOME=/home/oracle/oracle/product/10.2.0/db_1
    export NLS_LANG=JAPANESE_JAPAN.JA16EUC

    同様に、$ORACLE_HOME/binをpathに、$ORACLE_HOME/libをLD_LIBRARY_PATHに追加すること。

  • $ORACLE_HOME/bin/netca(Net Configlation Assistant)を実行して、リスナなどを設定する。
  • /var/opt/oracle/oratabを編集して、項目の最終フィールドをYにする。
起動&停止:

起動は以下の順番。

% dbstart $ORACLE_HOME
% lsnrctl start
% emctl start dbconsole

停止は起動の逆。

% emctl stop dbconsole
% lsnrctl stop
% dbshut $ORACLE_HOME

本当は、SMFで管理するのが筋だろうけど、面倒なのでそこまでは追求しないw

追記1:

インストール先は、/opt/oracleでもよかったかも。


追記2:

Enterprise Managerが起動しない場合、$ORACLE_HOME/ホスト名_$ORACLE_SID/の下に、emctl.pidがあるか確認すること。

emctl.pidがあると起動しないので、削除してから再チャレンジ。てか、これに気がつくまで数時間かかった。orz

Enterprise Managerへのアクセスは、http://ホスト名:1158/em/で。