C++Builder6&BDS2006のインストール時確認事項

メインPCを入れ替えたのだけれど、なぜかC++Builder6がまともに動作しなかった。エラー内容は起動時にコンポーネント関連のエラーが発生し、Standard以外のコンポーネントパレットが表示されない。
原因は多分C++Builder6をAdministratorでインストールして実ユーザーでBCBを使おうとしたから。実ユーザーだとレジストリが設定されないんだね。ちなみに、BDS2006は問題なく動作。


C++Builder6はAdministrators権限を持つ実ユーザーでインストールしたほうがいいかも。
幸い、入れ替え前のPCに環境を残していたのでレジストリの大半をコピーすることで回避できた。
BCB6が使うレジストリのうち、"HKEY_CURRENT_USER\Software\Borland\C++Builder\6.0\LM"はBorlandから貰う使用許諾コードの模様。
環境を移行する前にBCB関連のレジストリを待避させ、使用許諾コードの部分をエディタで削除してから新マシンに移行するのがいいかも。もちろん、レジストリをいじるのでその辺はAt your own riskでよろしく。


あと、BCB6とBDS2006を共存させるのは問題ないのだけれど、BCB6の"C:\Program Files\Borland\CBuilder6\Projects\Bpl"にPATHが通っていないとJCL/JVCLのインストールでエラーが発生。前記と併せて要確認事項。

BDS2006でJCL/JVCLをインストールした場合、ライブラリの検索パスに以下のフォルダが含まれていないとビルド時にエラーになるので要チェック。(インストール先はC:\jcl,C:\jvcl)

  • C:\jcl\packages\d10
  • C:\jvcl\packages\d10
  • C:\jcl\lib\d10
  • C:\jvcl\lib\D10
  • C:\jvcl\Resources
  • C:\jcl\packages\d10

恐らく、"Label2エラー"もBDS内部でこの辺の処理がコケていたからじゃないかな・・・。
って、まだこだわるか!>俺